国立大学法人 和歌山大学

国立大学法人 和歌山大学

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概要

はじめに

和歌山大学生涯学習部門(2017年3月31日まで和歌山大学地域連携・生涯学習センター)は、和歌山大学の学内共同研究教育施設として平成10年4月に発足しました。高度情報化、技術化、国際化、高齢化など現代社会のめまぐるしい変化によって生ずる諸問題に対して主体的に対応していくため、地域社会と市民は、生涯を通じて高度な教養と技術を学習する機会を求めています。本部門は、大学に蓄積する研究の成果を地域社会と市民に提供し、時代への主体的対応を支援するための機関です。大学がこうした社会的要請に応えるためには、大学自体も新たな在り方を創造する必要があります。本部門は、生涯学習時代の求める大学の在り方を創造するために、生涯学習について、その本質・理念及び教育内容や方法、システム等を研究することを目的にしています。

役割及びその意義

和歌山県においては、大学等高等教育機関が少ないため、和歌山大学が果たす役割は、他の都道府県に位置する国立大学に比べて格段に大きいものがあります。本部門もこのため、和歌山県における生涯学習にかかわる研究と事業の開発に取り組むことが必要だと考えています。和歌山大学が蓄積する多様な専門的領域に関わる高度な研究業績の成果を、市民生活のなかで、産業上・職業上の事業で必要とする人々の学習のために提供します。 また、山間地も含む県下各地で、地域の生活、産業上必要とする課題として総合的な公開講座を、自治体や地域団体と共同して実施するとともに、将来的には通信メディア等の活用の方法を開発していきたいと考えています。 また本部門を中核に、本学に蓄積する地域の社会的・経済的分析手法(経済学部等)、地域計画の手法(システム工学部等)、地域の多様な学習ニーズに関わる多様な専門研究(教育学部等)を結合させるならば、和歌山県及び市町村の地域生涯学習計画策定等にも貢献できると考えています。 本部門は、生涯学習に関わる基礎研究(生涯学習の本質、理念、教育内容・方法、評価、計画策定や制度の研究、比較研究等)を共同研究として展開し学問的に体系化を行うことも主要な役割です。 特に社会的結びつき(地域や市民との)の上でも、世代的にも(20歳前後の若者世代のみ)閉鎖的であった日本の大学を、社会的に世代的に開かれた大学に改革し生涯学習に対応することを基本的機能の一つとして確立するために、大学改革のプランづくりの基礎的研究を積み上げ、大学の社会的機能の活性化に貢献することも重要な役割です。

具体的な活動・事業

本部門では、基礎研究を含む調査研究を専任教員及び全学教員の学際的共同研究として行い、生涯学習教育研究機関としての役割を果たし、あわせて地域の生涯学習社会の形成に寄与する事業を展開します。

調査研究部門

生涯学習に関わる基礎研究分野 生涯学習及び大学における生涯学習に関わる分野の研究生涯学習の理念と目的、大学の役割に関する研究をはじめとして、資料・情報の収集、分析と提供、そして学習の実践、プログラムの調査研究及び各種メディア、放送大学などの活用、生涯学習社会における学校教育の役割、地域生涯学習の計画化、システム化に関する調査・研究を行います。

生涯学習の学習内容に関する研究分野 生涯学習に関わる現代的課題、つまり地域開発と環境保全、高齢化と生涯学習・地域福祉システム、国際化・異文化理解、情報化社会に関わるような現代社会と地域が求める諸課題について、教育学部、経済学部、システム工学部の関連研究分野が軸となりながら、全学的な研究体制をとり、かつ外部からの研究参加者を求めていきます。 地域の生涯学習に関わる基礎研究、つまり和歌山の歴史・文化、紀伊半島の自然と環境保全、和歌山の伝統産業・地場産業と地域開発等の諸課題について、学内共同研究組織である紀州経済史文化史研究所や経済研究所などの学術的蓄積を生かしながら、全学的な研究体制をとるとともに、外部からの研究参加者を求めていきます。 なお、調査・研究部門の課題については、専任教員が中心となり進めますが、専任教員に加えて教育学部、経済学部及びシステム工学部の教員との連携において行います。特に学内には、学部ごとに、あるいは学部間を越えた地域研究プロジェクト及び産官学共同研究プロジェクトが稼働しており、それらの学術的蓄積を集約し、生涯学習社会の理論的形成に貢献します。

事業部門

学習機会の提供

  • 公開講座などの社会人に対する学習機会の提供
  • 社会人の大学教育へのニーズに対する履修指導、助言
  • 大学の施設・設備の開放による地域住民への教育・学習機会の提供
  • 放送大学和歌山学習センターとの連携事業
  • 中高校生への学問的関心を高めるための講座等の開設

大学の学術研究業績の公開・提供

  • 学術講演会の開催
  • 学術研究業績を生かした研究会、研修会の開催
  • 学術研究資料の公開

リフレッシュ教育

  • 各種専門職への高度専門共同セミナーの開設
  • 大学院や学部の教育体系にはすぐに位置付かない学問の成果の提供
  • 地域社会や企業環境が即効性をもって必要とする領域の研究と学習の場の提供

指導者養成・研修

  • 生涯学習指導者の研修
  • 大学院教育・学部教育における生涯学習に関する教育の充実

情報提供・相談活動

  • 生涯学習に関わる市民への情報提供・相談
  • 生涯学習機関・団体への情報提供・相談
  • 生涯学習に関する情報ネットワーク形成
  • 地域生涯学習計画のコンサルティング
ネットワーク部門

地域社会・市民との結びつきを可能とするため、生涯学習関連組織・行政のネットワーク化を進めます。

おわりに

上記3部門を有機的に関連させ機能させます。特に調査・研究部門地域研究分野の研究課題については、広く地域から募集し(委託研究を含む)、学内外の研究者の継続的な研究を組織できる方法を開発し、地域との共同研究の成果は、公開講座、学術講演会、シンポジウム等の事業を通じて地域社会に発信することを目指しています。

連絡先

名称 和歌山大学松下会館事務室
Tel 073-427-4623
Fax 073-427-7616
E-mail lifelong@center.wakayama-u.ac.jp
住所 〒641-0051 和歌山市西高松一丁目7番20号(松下会館)
休業日 土・日・祝・夏期休業日及び年末年始