国立大学法人 和歌山大学

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生涯学習ニュース46号 インタビュー



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生涯学習インタビュー

西端崇典さん(粉河大学/KOKO塾「まなびの郷」OBの会)


KOKO塾「まなびの郷」の活動に取り組んできた西端崇典さん、先日の参院選で初めて実現した18歳選挙権の当事者として、粉河大学のメンバーを中心に「夢スクール実行委員会」を組織、20歳前後の若者を中心にした候補者による公開討論会を企画し、初めてコーディネーターを務めました。今日は、KOKO塾「まなびの郷」の活動について振り返っていただきました。


Q. KOKO塾へ参加しようと思った動機とその取り組みで印象に残っていることは?

KOKO塾について説明を受けた時、親はやってみるように言いましたが、あまり興味もなく気が進みませんでした。しかし友だちに誘われて参加してみようと思ったのが参加の始まりです。

KOKO塾では、「まちづくり」ワーキンググループに入り、地域の方々と一緒に、町について学び、どうすれば町が活性するかについて考えました。中でも印象に残っていることは、KOKO塾が10年目を迎え、恒例になっているオープンカフェで、“10m巻き寿司“を行ったことです。ただ“10m巻き寿司”と言っても、果たして実際できるのだろうかという不安がありました。思案し、試作を重ね、たくさんの人に協力していただきながら準備しました。そして当日、オープンカフェに参加しているたくさんの人が一緒に巻いてくれたことで、みごと10mの巻き寿司ができ、とても感動しました。



Q. KOKO塾をやったことで進路選択への影響はありましたか。

KOKO塾に入って、自分の意見を人前で言うことにあまり抵抗がなくなり、自分を出せるようになりました。その結果、大学進学の中での選択肢が増えました。以前の自分は、自分の思っていることをうまく表現できず、人に会うことに不安がありました。しかし、KOKO塾の活動の中で、仲間や教員などからの励ましや協力により、次の活動への意欲がわき、積極的に取り組んでいくうち、人と接することに不安がなくなっていきました。そのため、大学入試は、入試形態の一つであるAO入試で受験することを決めました。高校時代にたくさんの活動に挑戦し、頑張ることがとても楽しく感じられましたし、そのやってきたことを精一杯表現しようと思ったからです。



Q. KOKO塾の活動を振り返ってみて、何か変化したことはありますか。また自分に与えた影響について教えて下さい。

自分は粉河在住ではなく、粉河という町、地域を知りませんでした。KOKO塾の活動で地域に入ってみると、粉河駅から粉河寺に続く商店街の通りには、シャッターの閉まったお店がとても多く、寂しさを感じましたが、そこには人がいました。その人たちと繋がりを持つようになり、その人たちに会いたいと思うようになりました。それでよくその商店街を訪れるようになり、その人たちとは今も交流しています。

またKOKO塾は何事にも楽しむ力を与えてくれました。ある活動をするためには、必ず準備が必要であり、面倒なことがたくさんあります。しかしKOKO塾の中でそんな活動をしていると、面倒な準備さえ楽しく感じさせてくれました。だからどんなことにでもどんどん挑戦していき、楽しい高校生活を送ることができました。



Q. 「粉河大学」を創ったそうですが?

KOKO塾の活動を楽しんできましたが、自分と同じように、KOKO塾を楽しいと思えるメンバーたちと積極的に取り組んできました。そしてそのメンバーたちと高校3年間だけで離れたくないと思いましたし、また一緒にKOKO塾を支えていきたいと思ったからです。



Q. 後輩、現役高校生に何かメッセージをお願いします。

おもしろいと感じながら活動することが大事なのです。ただ自分自身の反省ですが、めちゃくちゃ楽しい経験をいっぱいしてきましたが、もっといろいろできたのではないかと思っています。手を挙げて発言できなかったことを後悔したこともあります。だから、後輩には自分が思うことを恥ずかしがらずに、しっかり言って欲しいし、殻を破れる自分になってほしいと思います。